もの思う
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先日観た、「海炭市叙景」のこと。ほとんど私情ですが。

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『海炭市叙景』
監督:熊切和嘉
原作;佐藤泰志
出演:加瀬亮、小林薫 、南果歩 、谷村美月 、大森立嗣
あがた森魚 、伊藤裕子 、村上淳
上映時間:2時間32分

5度芥川賞候補に挙がりながら、41歳で自殺した作家・佐藤泰志の
遺作を映画化したオムニバス・ストーリー。北海道・函館をモデルに
した架空の地方都市を舞台に、さまざまな事情を抱えた人々が必死
に生きる姿を描く。

オール函館ロケ、エキストラは地元の人たち、キャストもオーディションで
素人さんも採用されたとのこと。
けして明るい映画だとは思ってなかったけれど、「なんて暗い映画・・」と
いうのが率直な感想だ。

函館がモデルの架空の街とのことだが、「函館」以外の地名はそのまま
使われていたり、映し出される情景に、ここはあの場所だ、と興味津々で
見ていたので2時間半が短く感じられた。

俳優さんも、この人は素人さんだとすぐわかり、言葉が演技ではなく素の
ままだ。
映画自体は、つっこみどころもかなりありつつも、キラリと光る場面が
あちこちにあり、評判がいい所以だろうか。

で、どうしてこんな(暗い)映画を作ったのかなー、と原作の小説をネット
注文してしまった。
絶望と希望・・って、どこに希望があるのだろう。

どこの街にでもある日常の風景なのはわかるけれど、なんだか逃げ場が
なくてつらい。
その土地にとどまる人、逃げ出す人がいるとしたら・・私は明らかに後者
だけど。

ふるさとは遠くにありて思うもの・・離れているから懐かしく思うこともできる。


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