もの思う
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
製作:2007年 日本
監督:松岡錠司
原作:リリー・フランキー
出演: オダギリジョー 、 樹木希林 、 内田也哉子 、 松たか子 、 小林薫
リリー・フランキーが亡き母への思いをつづって、200万部を超える大ベストセラーと
なった同名の自伝小説の映画化。
映画でもドラマでも「母と息子」ものは、母親としての自分の不甲斐なさを認識して
しまうので意識的に避けている。
この東京タワーも原作やテレビドラマも観ていないが、夫がDVDをレンタルしてきた
ので何気なく観はじめた。
現在と回想シーンが交互に進む淡々としたつくりだが、そこここに母親の愛情が
さり気なくあふれ出ていて胸に沁みる。
私のように地方に住む人間には、長い間東京は異質の街だったので、それを象徴する
ような東京タワーの映像も効果的だった。
母親役である樹木希林さんの、若いときの役の女優さんさんを見て、似た人を探した
ものだ・・と思っていたら、後で実の娘の内田也哉子さんと知り、もう一度最初から
観直した。
演技は樹木希林さんに及びはしないけれど、飾り気がなくいい雰囲気を作っていた。
この映画を観ながら、私は母親や息子に思い、しんみりとしてしまった。
夫も亡き母親を思い出していたに違いないと思う。
私には心に残る映画だ。
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