もの思う
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「最後の家族」著:村上龍 を読んだ。

引きこもり、家庭内暴力、DV、リストラなど、四人の家族のそれぞれの
立場から心情が綴られて行く。
過去にはテレビドラマ化されたようだ。

疑問符がつくような状況も出てくるが、社会的にどれもけして少なくは
ない問題だ。


あとがきにある村上氏の「誰かを救うことで自分が救われようとするのは
間違いである。」

という箇所がこの小説のすべてを語っている。


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早速、本が届く。

まずは吉村昭氏の「破獄」「破船」「漂流」三冊。
一日の時間があと6時間くらいあれば・・^^;
前に「ふぉん・しーほるとの娘」(吉村昭:著)を読んだので、女医つながりで
「花埋み」(渡辺淳一:著)を読んだ。

荻野吟子は明治38年、34歳のとき女性で初めて医師の開業試験に合格する。
この伝記小説の中で渡辺氏は、稲を女医第一号に挙げるのは間違いだと述べているが、
シーボルトの娘の稲の時代は医師試験がまだなかった時代である。

ここできっちり線を引かなくてはいけない問題なのだろうか?
どちらにしても、男尊女卑がまだ根強くのこる時代に医学を身につけるのは
並々ならぬ努力と意志が必要だったろう。
吟子はのちに北海道の瀬棚に移住し開拓にも携わることになる。

次に北海道つながりで、「冬の花火」(渡辺淳一:著)を読む。
乳がんで亡くなった詩人・中城ふみ子を描いている。これも再読である。
渡辺氏の小説を読んでいたのは20年以上も前になるが、当時は医療絡みの
小説が多く、興味深く読んだものだが、いつのまにか不倫モノだとか男女間の
こじつけが多くなりつまらなくなって読むのをやめた。

今、改めてこの二冊を読み直し、またこういう小説を期待するのだが・・(ーー;)


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