もの思う
[326]  [327]  [328]  [329]  [330]  [331]  [332]  [333]  [334]  [335]  [336
img20070201.jpg
「長英逃亡」 著:吉村昭

天保10年(1839年)、蛮社の獄が勃発。
シーボルトの弟子であり、蘭学者として類まれな才能をもつ高野長英も
幕政批判のかどで捕らえられるが、入牢後5年で獄舎に放火させ脱獄する。

その後6年にも及ぶ逃避行を時代背景とともに克明に描かれている。
綿密な調査を基にその隙間は作者の推理で埋められている。
記録小説でありながら緊迫感が続き、読み終えたときには鳥肌が立つほど
遣り切れなさを覚えた。

時代の渦に巻き込まれ、波乱の生涯を生きた人たちがどれほどいたのだろう。
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
<< 節分| HOME |雪 >>
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
[05/24 あおぞら]
[05/09 あおぞら]
[05/03 あおぞら]
[05/03 あおぞら]
[04/13 あおぞら]
[04/10 あおぞら]
最新記事
(11/25)
(11/25)
(05/22)
(05/08)
(03/17)
最新TB
プロフィール
HN:
azami
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析