もの思う
吉村昭氏の「殉国」を読んだ。
<img src="http://pub.ne.jp/maybe/image/user/1317766245.jpg" width="124" height="180" />
太平洋戦争の末期の沖縄戦線、主人公の比嘉真一は15歳で陸軍の正規の兵士に
編入される。洞窟を転々としながら南に逃れ、遂にアメリカ兵に捕えられるまでが
書かれている。
吉村氏の端正な筆致で、凄惨極まりない戦場の状況が書き続けられている。
途中で何度も読むのをやめようかと思ったほどだ。
負けると分った戦いに、ただ時を稼ぐためだけの戦いに、空に、陸に、海に、
爆弾を抱いた体当たり戦法で多くの若い命が散ったという。
胸の詰まる思いで読み終えた。
一度だけ訪れた沖縄の海はただひたすら美しかった。
今度行くときには、心して沖縄の地を踏みたいと思う。
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