オリヅルラン

我が家のオリヅルランはかなり大きな株になっている。



３年ほど前に友人が小さな鉢に分けてくれたものだ。

その友人はそれから２年後に帰らぬ人となってしまった。



しばらくは葉が伸びるばかりで花をつけなかったオリヅルランが

昨年から何本かの茎を伸ばし花をつけている。



とても可憐な小さな白い花をいくつかつけて花が終わるとそこから

新しい株が育ち始める。

子供を持たなかった友人が分けてくれたオリヅルランの子が

我が家でまた育ち続ける。



なんだかこの小さな花がとても愛おしい。





星も礫（こいし）も人も木の葉も

ひとつだけ運んでゆく　次のスタートへ繋ぐ

＜「命のリレー」　by中島みゆき＞