著:平松洋子
出版社:新潮社 (単行本)
大切なことは、いつも台所でかんがえる。
昭和のあのころ、母がつくってくれたご馳走。ごはん炊き修業。だしの頼もしさ。
塩かげんの極意。アジアの家庭で出会った味。ひとりぼっちの食卓。春の昼酒。
――嬉しいこともせつないこともみんな、食べることと結びついている。
ささやかでいとしい幸福の瞬間を鮮やかに描き出す、台所をめぐる十七のエッセイ。
*****************以上、出版社の商品説明より***********
お借りして読んだ。
私は俗にいう食道楽でもないし、けしてお料理好きではないけれど、この本のおかげで
食については「目からウロコ」かもしれない。
生きていく上で食は基本だと思う。
だからといって著者の平松さんは、けしておしつけがましくなく、小気味いいテンポの
語り口はむしろ楽しく、ときにはしんみりと食にかかわる事柄を伝えてれる。
読後はじんわりと温かい気持ちになった。
多分、この先ずっと寝たきりにでもならない限りは台所から離れることはないだろう。
ならば義務感だけではなく、楽しく台所に立ちたいものだ。
今日は由仁方面へ行ってきた。
ユニガーデンのクロッカスが早くも見ごろというので行って来たのだが
すでにかなりしおれていて残念。
昨年も4月末が見ごろだったはず・・・と、思って去年の画像を見てみたら
勘違いだった。
一昨年は4月末だったが、昨年の4月21日はこんな感じで↓でまさに満開。
で、今日はすでにしおれてしまっていた(ーー;)
グローリー・オブ・ザ・スノーは元気。
桜も街のあちこちで咲き始めている。
一気に彩りがあふれだすこの時期、植物の息吹を感じる。
・・・・・ついでにわが身にも異変が。
原因不明の湿疹が、またじわじわと増え始めている。
どうも季節の変わり目に弱くなってしまった・・・(ーー;)
お天気また一変し、晴れて穏やか。
今日は宮島沼へ塒入り(ねぐらいり)するマガンを見に行ってきた。
「宮島沼の会」の宮島沼日記によるとすでに5万羽を超えたマガンが
ふるさとのロシアへ渡るためのエネルギー補給をしているとのこと。
だけど、そのマガンにとっての食糧難が周辺の農家さんに小麦の食害を
引き起こしているらしい。
この景色、好きなんだけどな。
なんとかいい方法はないものなのだろうか・・・。
何日も引きこもっていると、さすがに自分の身体が心配になり、ウォーキングも
兼ねて少し離れた銀行に歩いて行ってみた。
道路沿いの家の庭にはすでにクロッカスなどが咲いているのを見てびっくりと
いうよりショックだった。
鬱々としている間に、こんなにも春になってたなんて。
帰りは魚屋さんで活きのいい黒カレイを買った。
魚屋さんのお兄さんが、「先に焼いてから煮付けると生臭みがなくなって旨いよ。
味噌煮にしてもこれまた旨いから。」と教えてくれた。
そっか、昔は煮付け用に焼きカレイって売ってたものね。
カレイの味噌煮は今度作ってみることにして、今日は焼いてから普通に醤油・酒・
みりんで煮付けてみた。
もちろん美味しくできて夫も満足♪
うちの中にいても自分なりに楽しく過ごせるけど、ちょっと近所を歩くだけで違う世界を
見るけることができるものだ。
自分で視野を狭めてはいけないということかも。
そして今日はエゾリスちゃん出来上がり♪
あとはひたすらの引きこもり。
今日は宮尾登美子の「天璋院篤姫」を読み終えた。
この本は何年も前に一度読んでいるのだが、この間、「竜馬がゆく」を読んで、
篤姫も時代が重なるし、めずらしくNHK大河ドラマの「篤姫」も観ているので
読み返してみた。
で、大河ドラマは必ずしも原作に忠実ではないとわかった(笑)
当時の女性についての詳しい資料が極めて少ないようで、あとは少ない資料に
基づいての脚色しかないらしい。
和宮にしても、替え玉説もあったという。
(有吉佐和子氏の「和宮様御留」は替え玉説を小説にしている)
歴史ものは面白いと思う・・・が、自分の頭の中でなかなか時代と人物が繋がらないのが
悩みの種である。
結局、何度も読み返すしかないのか・・・(ーー;)
羊毛でりんご・・・^^;
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
製作:2007年 日本
監督:松岡錠司
原作:リリー・フランキー
出演: オダギリジョー 、 樹木希林 、 内田也哉子 、 松たか子 、 小林薫
リリー・フランキーが亡き母への思いをつづって、200万部を超える大ベストセラーと
なった同名の自伝小説の映画化。
映画でもドラマでも「母と息子」ものは、母親としての自分の不甲斐なさを認識して
しまうので意識的に避けている。
この東京タワーも原作やテレビドラマも観ていないが、夫がDVDをレンタルしてきた
ので何気なく観はじめた。
現在と回想シーンが交互に進む淡々としたつくりだが、そこここに母親の愛情が
さり気なくあふれ出ていて胸に沁みる。
私のように地方に住む人間には、長い間東京は異質の街だったので、それを象徴する
ような東京タワーの映像も効果的だった。
母親役である樹木希林さんの、若いときの役の女優さんさんを見て、似た人を探した
ものだ・・と思っていたら、後で実の娘の内田也哉子さんと知り、もう一度最初から
観直した。
演技は樹木希林さんに及びはしないけれど、飾り気がなくいい雰囲気を作っていた。
この映画を観ながら、私は母親や息子に思い、しんみりとしてしまった。
夫も亡き母親を思い出していたに違いないと思う。
私には心に残る映画だ。
